部長挨拶

渡邊剛

前任の吉本さんから伝統ある北大ヨット部部長という大役のバトンを受け取ってから2年目になります。まだまだ、ヨットについてはわからないことだらけで、学生諸君をはじめ監督やスタッフ、OBの方々に大変ご不便とご迷惑をおかけしたことと思いますが、報告会や親睦会などに参加させてもらい皆さんに話を聞く中で少しずつわかってきたこともありました。それはヨットという競技が実にいろいろな要素で成り立っているということでした。個人の技術力、組織で動く団結力、そして船体などを維持する資金力などの複合的な要素がうまくかみ合うことが不可欠で、しかも、結果は天候や海況など天運にも多分に影響される。それは他の競技や部活ではなかなか経験できないことで、その後の大学での研究活動や社会に出てからの活動においてとても重要なことを経験しているなと思いました。年末の親睦会では、4年生の皆さんは何かをやり遂げた頼もしい顔をしていましたし、3年生以下の後輩はそれを受けて自分たちはどのようにしてやっていくかという希望に満ちた顔をしていたように感じました。昨年度もここで述べさせてもらいましたが、海での活動は常に命の危険があるということと、北大に入学してきたからには無事に卒業して欲しいという、身の安全と学業の両立の2点を最後にお願いして、本年度のヨット部の活動が悔いのないように精一杯頑張ってくれることを期待したいと思います。

監督挨拶

平井 寛能(平成20年3月卒)

・はじめに
この度, 伝統ある北海道大学ヨット部の監督を務めることになりました, 平井寛能と申します. 活発で, 魅力溢れる部員達と共に, 全日本学生ヨット選手権大会総合10位を目指して努力して参ります. 全国でご活躍されているOB・OGと, 父兄の皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願い致します.

・監督を務めるにあたって
私が部員を指導する際の指針の一つとして, 「部活の意義」を考えることが挙げられます. なぜ大学で部活動を行うのか, なぜヨット部を選んだのか, 自分が部活を始めようと思った理由を振り返ると, 部員が何を求めているのか, 部活とはどうあるべきなのかを見出すことができます. おそらく, 大半の部員は, 「先輩が魅力的だったから」「ヨットが恰好良かったから」「部の雰囲気が良かったから」といった理由で入部していると思います. 先輩の自信を持った一つ一つの言葉や表情, 行動に自分の姿を重ねて, 人間性を高め, 自分の可能性をもっと広げたいと感じているのではないでしょうか. そんな部員達が, 自分たちの成長の喜びを感じることが「部活の意義」なのだと思います. 異なる年代と様々な考えを持った部員が集まるこの北大ヨット部で, 心身を鍛え, 部の規律を遵守し, さらには社会で自信を持って活躍できるよう礼儀や自主性, 責任感を身に付けた優秀な人材の育成を目標に活動していきたいと思います.

・部を取り巻く環境の変化
 過去と比較して, 部の周りでは多くの環境が変化しています. 例えば, 総合入試制度の導入, 国立大学法人化による課外活動の予算の大幅な減少, 経済の影響などによる一般家庭での負担増加などが挙げられます. 学生にとって学業と部活を両立することが難しい環境になりつつあると言えるでしょう. 過去, 大学側がヨットやレスキュー艇を購入し, 部を支援していました. しかし, 法人化により, 物品の支援が一切無くなったことはヨット部にとって大きな打撃となりました. しかし, それでも部員達は, そのような環境に屈することなく, 部の存続のみならず, 全国の強豪達と戦える力をつけようと努力しています. 貴重な時間をアルバイトやトレーニング, 新歓や遠征に注ぎ込み, 切磋琢磨しています. そのような部員を支援すべく, 近年, 帆楡会から全国のOB・OGの方々より寄付金を募る活動を始めました. 部員が, 学業はもちろんのこと, 部活に集中できる環境を作り, 北大ヨット部の名を全国へと轟かせることができるよう支援したいと考えております. しかしながら, 皆様から頂いた貴重な寄付金に甘えることは許されません. 監督・コーチ, 部員全員が一丸となって, 目標に向かって努力していきたいと思います.
今後, OB・OGの皆様にヨット部の動向のお知らせをし, 寄付金のお願いをすることがあると思います. どうぞご理解とご協力の程, よろしくお願い申し上げます.
本年も, 皆様と北大ヨット部に良い風が吹くことを願って監督挨拶とさせて頂きます. 今後ともどうぞ宜しくお願い致します.